猫はなぜ猫じゃらしが好きなのか

猫の王様の猫スタッフは猫じゃらしが大好きな子が多いです。

嚙みちぎるほどに食いつく姿を見てると、そんなにどこがおもしろいんだ・・・と思うときがあります。

猫が異常なまでに猫じゃらしに固執する秘密を、猫の歴史と合わせて探ってみました。

ネコ科が誕生したのは約1200万年前。

猫の先祖は約6500万年前に存在したミアキスという肉食の小型捕食動物でした。

ミアキスは樹上で生活しており爬虫類や鳥類を捕食していたそうです。

こんな感じの姿だったのではないかと研究されています。

それから5000年ほどたち現在のネコ科と呼ばれる動物たちが現れます。

ネコ科には猫だけではなくライオンや豹もいますが、今回は猫に焦点を当てましょう。

人に飼育されているイエネコと呼ばれる猫はもともとヤマネコが家畜したもののようです。

ヤマネコは人間が狩りを始めた当時は肉食の狩猟者としてライバル的存在でした。

それが、農耕をはじめ穀物を貯蓄するようになるとネズミの被害が深刻になります。

その時に穀物庫の番人としてヤマネコを活用するようになりました。

穀物や紙を狙うネズミの存在に気付いたヤマネコは自ら人間のテリトリーに棲むようになったのです。

ネコはネズミにありつけてラッキー、人間は穀物を守ってもらえてラッキーということですね。

それからヤマネコは益獣として大切にされやがて家畜化されるようになったということです。

紀元前3000年前のエジプトが最初の飼育下だったのではないかと言われています。

というわけで、猫が猫じゃらしに異常に食いついてしまうのは元々猫が肉食であるために狩をして生きてきたときの名残なのでしょう。

当店の猫はやたらと猫じゃらしに食いつきがいいですが、狩猟本能を色濃く残している遺伝子の子が多いのかもしれませんね(笑)

歴史は繰り返すといいます。ネズミの害が日本で大きく発生することはなさそうですが、猫と人間の関係は昔から「持ちつ持たれつ」というほど良い距離感があるようです。

それではまた次回!

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